千葉・茨城青年司法書士協議会主催の研修に、昨日参加して参りました。前半の講義は、司法書士・賃貸不動産経営管理士の太田垣章子先生。賃貸トラブル解決のパイオニア的存在として、これまで3000件近くの明け渡し訴訟手続きを受任されてきた先生による、惜しみないノウハウの公開から司法書士としての生き様の問いかけまで、愛が溢れる熱い講義に感動の連続の2時間でした。すっかり先生の大ファンになったので、最新の著書も早速ネットで購入させていただきました。

後半は、NHK連続テレビ小説「虎に翼」の法律考証を担当されている明治大学教授の村上一博先生による講義でした。NHKプラスも活用して毎日欠かさず視聴し、放送の無い土日は自分の一部が欠けてしまったかのような思いで過ごしているトラツバマニアの自分にとって、こんなに胸の躍る研修はありません！　「桂場さんが齧ったお皿は、固く焼いたお煎餅だった」等の裏話も大変面白かったですが、ドラマでは取り上げきれなかった、男尊女卑の時代における明大女子部誕生への道のりや女子部メンバーのその後などが史実に基づいて紹介され、私たちが今法律を学ぶことが出来ているのは、数々の困難に挑み続けた先人たちのおかげであることを改めて認識できたことが良かったです。感謝を忘れず、目の前の依頼者のために常に最善を尽くせる司法書士でありたい、と気持ちを新たに精進していきたいと思います。ところで、虎に翼の「ライトハウス」の近くにいつも司法書士事務所が映るので「司法書士が登場するのだろうか！？　もしかしたら、涼子様がこれから勉強を始めるとか？」等ずっと気になっていたのですが、残念ながら司法書士の出番は無いそうです・・。でも！航一さんとトラちゃんのあの名シーンの背景に司法書士の文字がチラチラしていたのは嬉しいことですね。司法書士の知名度が上がりますように～！